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お肌にいい成分と聞いて耳にする名前に「ヒアルロン酸」があります。
スキンケア用の化粧品などに含まれる美容成分は数多くありますが、ヒアルロン酸その中でもよく耳にすることが多いです。
スキンケアで自分のお肌を若々しく保ちたいと思うときにその成分について正しい知識を持つことで自分の肌悩みにあった化粧品を選ぶことができますし、効果を引き出すこともできるでしょう。
この記事では「ヒアルロン酸」の効果についてお話していきます。
目次
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ヒアルロン酸について
ヒアルロン酸は人の体の中にある成分で、ネバネバ成分であるムコ多糖類の一種。学術上は「ヒアルロナン」と呼ぶ。
ムコ多糖類(グリコサミノグリカン)にはわかりやすく言うと
- ヒアルロン酸・・・・・皮下・眼の硝子体・関節液
- コンドロイチン・・・・角膜・骨
- ヘパリン・・・・・・・肥満細胞・血液凝固阻止作用
などがあり、体のあちこちに存在して関節などの結合組織を構成している重要な成分。
その特徴としては絶大な保水力!
ヒアルロン酸自身の重さの約6000倍(ヒアルロン酸1gで水6ℓ)の保水力があり、体の60%が水分である私たちの体にはなくてはならない成分ということ。
ヒアルロン酸の効果とその働きとは?
その効果と働きは美肌にとどまらず、様々。
- 肌の保湿性や弾力性を保つ
- しわやたるみ予防
- 肌や関節の軟骨の働きを維持する
- 老眼や眼精疲労の改善
- 体の中の細胞を活性化して栄養素を運ぶ働き
- 卵巣の働きのサポート
肌の保湿性や弾力性を保つ
お肌を若々しく保つためには肌のうるおいや弾力などのハリが必要。そのために働いてくれるのがヒアルロン酸です。
しわやたるみ予防
ヒアルロン酸の減少によって肌のハリや弾力が失われるためしわやたるみが目立つことに。
肌や関節の軟骨の働きを維持する
細胞や関節のすき間をうめているヒアルロン酸は関節の骨同士のぶつかり合いによって生じる衝撃を和らげるクッションのような役目。もし、関節のヒアルロン酸が減ってしまうと関節がなめらかに動きづらく痛みをともなってしまうことにも。
老眼や眼精疲労の改善
ヒアルロン酸は眼の硝子体という場所にも存在しています。眼の周りの乾燥を防いだり眼の表面にできた傷を修復する働きも。
体の中の細胞を活性化して栄養素を運ぶ働き
ヒアルロン酸には体の中の細胞を活性化して栄養素を運ぶ働きがあります。
卵巣の働きのサポート
女性の排卵などの際に子宮周辺の組織はヒアルロン酸がしっかり働くことで円滑に行われます。そのおかげで生理痛や更年期障害の緩和にも大きな効果が。
加齢に伴うヒアルロン酸の変化
ヒアルロン酸は年齢を重ねることによって減少していきます。ヒアルロン酸の量は赤ちゃんから20代くらいまではさほど変わりませんが、30代から減り始め40代で赤ちゃんの頃と比べて50%まで減少、60代になると25%程度(1/4)まで少なくなります。
これによって肌の弾力が失われしわやたるみの原因になるだけでなく、関節痛や動脈硬化を引き起こしたりと身体のあちこちに影響を与えることに。
ヒアルロン酸の取り入れ方
ヒアルロン酸の効果はお肌にとてもいいとわかっているので化粧水をはじめとした化粧品への配合もよく耳にするでしょう。
ただし、その効果というのは肌に塗っている間だけ。それはなぜかというと、皮膚の一番の働きに「体内に異物を入れない」というものが・・・・・。肌バリア機能ですね。
そしてヒアルロン酸は分子が大きく皮膚の深い部分には浸透せず表面にとどまってしまい、洗顔や入浴時に流されてしまいます。
そこで一番効果的だとされているのが「ヒアルロン酸注入」
代表的なものに、顔などへのヒアルロン酸注入をしてシワやたるみ改善を行うもの、膝などの関節の軟骨がすり減ったときの痛み軽減のために注射を行うものなどがあります。
ヒアルロン酸は分子が大きいからこそ水分を大量に保持できます。ですので肌の内部まで浸透できないとしても肌表面の保湿にはかなりの効果があります。
ですので肌本来が持つ保水力を高めるのであればセラミド配合の化粧品を使い、そして肌表面の乾燥を防ぐためにヒアルロン酸配合の化粧品を使うなどの組み合わせでより効果的な乾燥肌対策になります。
▼こちらの記事も参考にしてくださいね▼
ヒト型セラミドの驚愕の保湿効果を徹底解明!
「ヒアルロン酸の効果」のまとめ
ヒアルロン酸には水分を保持する働きがありお肌の乾燥対策になります。ヒアルロン酸の効果はお肌に対して保湿能力の発揮。水分保持能力はヒアルロン酸自身の重さの約6000倍!
それにお肌以外にもその効果は多く、
- 肌の保湿性や弾力性を保つ
- しわやたるみ予防
- 肌や関節の軟骨の働きを維持する
- 老眼や眼精疲労の改善
- 体の中の細胞を活性化して栄養素を運ぶ働き
- 卵巣の働きのサポート
など。
ヒアルロン酸の保水力は高いですが、分子が大きいので肌表面の保水には効果を発揮します。肌内部に浸透させるには注射などでの注入や肌内部に働きかけるセラミドの併用なども考えましょう。
ヒアルロン酸は加齢とともに減少していくので効果的に取り入れてお肌の乾燥を予防していきましょう。
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